AJIMUSE Lab– Author –
AJIMUSE Lab は、世界の調味料メディア AJIMUSE をつくっている編集ラボです。Codex(国際食品規格)、EU の規則と原産地呼称の登録簿、国際オリーブ理事会の規格、日本の JAS 規格と食品成分表、米国農務省やインド香辛料庁の資料、査読論文——本国の規格や公的機関の資料を中心に、一次資料を原典で読むことを出発点にしています。現地の言葉で書かれた規格や資料の読み解きと下書きにはAIを使い、数字や固有名詞は人が出典に当たり直して、裏が取れないものは落としてから公開します。編集方針と記事のつくりかたは運営者情報にまとめています。
-
使い方・代用
柚子胡椒とかんずりの違い|米糀と雪さらし、分かれ目は仕込みにある
柚子胡椒とかんずりは唐辛子と柚子を使う点で共通していますが、米糀を加えて発酵させるかどうかで大きく異なります。かんずりは新潟の郷土調味料で雪さらしと米糀による長期熟成が特徴であり、柚子胡椒は九州の調味料で発酵工程を持たない製法です。 -
自家製・保存
醤油の保存|開栓後に色が濃くなる仕組みと、遅らせる置き場所
開栓後の醤油が濃くなるのは酸化褐変という化学反応で、金属イオンの除去だけでは防げません。色の変化は香味劣化の指標として扱われてきたため、家庭では冷蔵・密閉・小容量での使い切りが醤油保存の実用的な対策です。 -
自家製・保存
味噌の保存|表面が黒くなる・白いものが出る、それぞれの正体
味噌の表面が黒くなるのは成分同士の反応による着色で腐敗ではありません。白いものが出る現象とは成因が異なります。味噌保存時の色の濃化と表面変色を分けて理解し、見分ける方法を学べば無用な廃棄を減らせます。 -
種類別図鑑
パプリカの色価(ASTA値)早見表|米国規格とスペイン・フランスの産地規定
パプリカの色価(ASTA値)の規定を一覧にした早見表。米国の調達規格は110以上、スペインのムルシアDOPはエクストラ120以上・プリメーラ90以上、ラ・ベラDOPは挽いた時点で90以上。エスプレットAOPの単一文書は色を言葉で示します。 -
種類別図鑑
生醤油(なま・き)の違い|火入れをするかしないかで何が変わるか
生醤油には「なま」と「き」の二つの表示基準があります。「なま」は火入れをしない代わりに同等の殺菌処理を行ったもの、「き」は原材料と添加物の基準を示す用語で、着目する工程が異なります。表示ルールを知ることで、選び方と使い切り方が変わります。 -
使い方・代用
甘酒を砂糖の代わりに使う|麹甘酒の甘みと調味での効き方
麹甘酒は砂糖の代わりに調味に使えますが、甘みの正体が異なります。麹の酵素がデンプンを分解して生じた糖であり、タンパク質分解酵素も含まれているため、置き換え時には甘みの立ち方や水分量の変化を考慮する必要があります。 -
種類別図鑑
白醤油とは何か|小麦主体のこうじが生む淡色醤油
白醤油は小麦主体のこうじを食塩水で仕込み、極度に淡い色に仕上げたしょうゆです。食材本来の色を活かせる特性から白だしなど業務・加工用の需要が伸びており、淡口醤油や味りんとの違いを理解することが選び方の手がかりになります。 -
種類別図鑑
鎮江香醋を規格で読む|GB/T 18623と中国の地理的表示
中国の地理的表示産品として管理される鎮江香酢は、国家標準GB/T 18623-2011で規格化されています。2002年の旧規格から全部代替された現行規格の成り立ちと、標準体系における位置づけを解説します。 -
基礎知識
塩麹はなぜ食材をやわらかくするのか|酵素と温度の話
塩麹が食材をやわらかくするのは、麹に含まれるプロテアーゼなどの塩麹酵素がタンパク質を分解するためです。市販品でも酵素活性の有無で効果に大きな差が生じ、仕込み温度や保存条件によって酵素の残り方が変わります。